【初心者必見】パターの種類と打ち方の基本とは?スコアを縮めるパターのコツや握り方を徹底解説

ギア選択編

パターは14本のクラブの中で、一番使うクラブです。パット数がスコアに占める割合は半分近くになります。それほど重要なものでありながら、この重要性をわかっていない人が意外に多いのが実際のところだと思います。ゴルフでは、ドライバーで300ヤードを飛ばす特大のショットも、わずか30cmのパットも同じ1打です。ショットの飛距離は身体能力や筋力なども大きく関係しますが、パッティングはプロゴルファーの技術をまねしやすく、距離感を身に付けることでスコアを劇的に縮めることもできます。1ラウンドの一般的な基準打数(Par72)の中で、パターの打数が占める割合はどの位かご存じですか?
Par5のロングホールでは、ショットの数が3、パターの数が2。Par4のミドルホールではショットの数が2、パターの数が2。Par3のショートホールでは、ショットの数が1、パターの数が2。この様に 各ホールで2ストローク分、18ホールでは36ストローク分のパター数が含まれています
Par72のコースでは半分がパター数となっている訳です。
ルールでは、1人のプレーヤーが使えるクラブの本数は14本と決まっているのですが、その内の1本であるパターで36ストローク分を占めている訳ですから、パターの良し悪しでスコアに与える影響が大きく、いかに重要なポイントかが理解できると思います。

本記事では自分に合ったパターの選び方とパターの打ち方の基本となるエッセンスをピックアップしてまとめました。ぜひパターの基本を学び直して、スコアアップにつなげてください

パターの打ち方の基本と考え方

パターは、グリーン上でボールを転がしてカップインする際に使用するクラブです。ドライバーやアイアンのようにボールを上げるクラブとは異なり、転がすことが目的のため、ボールがあたるフェース面には、ロフト角(傾き)がほとんどついていません。

パターの上達には、どちらかというと技術面よりは、ボールが回転するイメージや距離の感覚を養うことが重要です。
パターが得意になれば、スコアアップにつながります。ラウンド後に、あの時あのパットが入っていれば、と悔しがることが少しでもなくなるように、これからはパットにも注意を向けて練習していきましょう。

パターの選び方‼ヘッドとネックに注目

パターを選ぶ際には、ヘッドとネックの形状に注目してみてください。

パターには、さまざまな形状があります。プロゴルファーでも、同じパターを長く使い続ける選手もいれば、そのときの調子や目的に合わせて異なるタイプのパターを使い分ける選手もいます。「パットに型なし」という格言があるように、パターの形状も千差万別で、握り方も選手によって異なってきます。

それぞれにはどのような特徴があるかを把握し、「自分にはこれが合う」という基準を見つけ、お気に入りのパターを手に入れましょう。

ヘッドの形状

パターのヘッドの形状は、大きく「ピンタイプ」「マレットタイプ」「ネオマレットタイプ」の3つに大別できます。

・ピンタイプ

ピンタイプは、最もオーソドックスなパターのヘッドで、プロゴルファーの愛用率も高くなっています。フェースの開閉がしやすいので、ショットに近い感覚でストロークできるメリットがあります。

一方で芯を外すとヘッドの重心が軽いため、転がりが大きくブレやすく、ミスへの寛容性は低めです。安定性を重視する初心者には少し難しく感じる場合もありますが、距離感を繊細に合わせたいゴルファーにとっては、フェース面の開閉を感じることができるブレード型が向いています。

・アマレットタイプ

大きめのヘッドのいわゆるマレットタイプと呼ばれるパターは、アドレス時の安定感があり、構えやすいのが特徴です。また、ヘッドを機械的に真っ直ぐ動かしやすくなるので、ショートパットに安心感を持って打つことができます。

・ネオマレットタイプ

ヘッドの形状がマレットタイプよりも大型になっているパターが、ネオマレットタイプです。ヘッドが重く、シャフトから重心までの距離も深いため、ヘッドの重さを感じながら真っ直ぐストロークしやすくなっています。

ネックの形状

パターのネックには、大きく「クランクネック」「ベントネック」「センターシャフト」「ショートスラントネック」の4種類があります。

・クランクネック

最もスタンダードなパターのネックの形状がクランクネックです。ピンタイプのヘッドのパターに多く、フェースがシャフトの中心よりも後ろ(右側)に位置するオフセットの構造になっています。

・ベントネック

パターのネック部分がほとんどなく、シャフト自体が湾曲している構造がベントネックです。大型ヘッドのパターと相性が良いため、ネオマレットタイプに多く採用されています。

・センターシャフト

フェースの芯から真っすぐシャフトが装着されているネック形状のパターがセンターシャフトです。パター以外のクラブに、この形状はありません。こちらも、マレットタイプやネオマレットタイプのパターと相性が良いです。

・ショートスラントネック

ネック部分の距離が短く、クランクネックとベントネックの中間に位置する形状のパターがショートスラントネックです。ネオマレットタイプのパターに多く採用されています。

自分に合ったパターを見つけるには、ストロークの軌道も大きく関係します。
しかし、初心者のうちはまだ安定しないことも多いため、最初は構えやすかったり、振りやすかったり、見た目が気に入ったりした一本を、自分のフィーリングで選ぶのがいいと思います。

パターの握り方は大きく分けると3種類

パッティングが安定しない原因の1つに握り方(グリップ)があります。自分に合ったパターの握り方を知ればストレスなく振れ、ストロークが安定するようになるでしょう。

パターの握り方は様々ありますが、ショットと近い感覚で握ることができる「逆オーバーラッピング」や「クロスハンドグリップ」のほか「クローグリップ」があります。ここでは代表的な3つの握り方を紹介します。それぞれの特徴を紹介するので、練習で試してみてください。

逆オーバーラッピング

逆オーバーラッピンググリップは、オーソドックスな握り方で、距離感と方向性ともにバランスが取りやすいというメリットがあります。順手で、左手人差し指を伸ばして握ります。

距離感をコントロールするのは右手です。右手の親指と人差し指を中心に握り、親指の付け根の膨らみで支えるように握ってストロークしましょう。

クロスハンドグリップ

クロスハンドグリップは、逆オーバーラッピングとは反対の逆手で握ります。右打ちの人は左手が下側になる握り方です。

左肩からヘッドまでが1本になるため、ブレが少なく、方向性が安定します。パターの引っかけのミスが直らない人は試してみると効果的でしょう。また右手が少し使いにくくなるため、インパクト時のパンチが入る(インパクトが強くなりすぎる)ミスの軽減にもつながります。

クローグリップ

クロウグリップは、逆オーバーラッピンググリップの右手を、柔らかくグリップをつまむようにする握り方です。

利き手である右手の使いすぎを防ぎ、引っかけのミスやインパクトでパンチが入るミスの軽減につながります。クロスハンドグリップよりも、さらに右手を使わないような握り方となっています。

グリップの強さはリラックスした状態を保ち、過度に力を入れないようにしましょう。パターの握り方に絶対的な正解はありません。さまざまな握り方を試して、自分のフィーリングに合ったスタイルを見つけることがパッティング上達への近道です。

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パッティングの基本姿勢とストローク

パターは打ち方(ストローク)の再現性が非常に大事で、毎回同じようにパターが打てるようになると、ラインの読み方や距離感など別の重要ポイントに集中できます。ここでは、同じ打ち方が再現できる方法を順に紹介します。

スタンス

パッティングのスタンス幅は、基本的に肩幅よりも少し狭くするのが基本です。ただし、ショートパットの場合は振り幅が小さいので、体を安定させる意味でやや広めでも問題ありません。
一方のロングパットの場合は、スタンスが広いと振り幅に限界があり、無理に動かそうとすることで体がぶれる原因となるため、少し狭めにしておくようにします

ショートパットだからといって、上体がカップ方向に突っ込んでしまうと正しくストロークするのが難しくなります。両足の母指球を意識して踏ん張ることによって、重心を下に落とし、どっしりとした土台を作ることが大切です。

また、ショートパットでもロングパットでも共通なのが、両足のつま先をハの字に開かないことです。両足のつま先を真っ直ぐにすることで、体の余計な回転を防ぐことができるだけでなく、おなかに力を入れやすくなるので、体がぶれにくくなります。

ボール位置

ボール位置は、ヘッドの軌道に影響を及ぼすため、非常に重要な要素です。パッティングでは、自分の利き目によってボールをセットする位置が変わります。
右目が利き目の方は左目の真下に、左目が利き目の方は両目の幅分だけ左にスライドさせた位置が自身のボール位置です。ボール位置が間違っていると、ヘッドを上から入りすぎたり、下からあおるような軌道になってしまったりするため注意が必要です。しっかりボールの真横からヘッドを入れるために、まずは自身の利き目をチェックしてみましょう。

体重配分

パッティングの際の体重配分は、少しだけ左足に荷重します。ただし、荷重しすぎると体がぶれる原因になるので注意してください。
ポイントは、左右同じバランスの体重配分で構えた後、体のポジションはそのままに左腰(尻)を少しだけ左に移動すること。これで、左足に僅かに体重がのるはずです。

この時、体が左にのりすぎても、右に残りすぎても良いストロークはできないので注意しましょう。

振り方

パターは、アドレスでできた腕の形をキープした状態でストロークすることを意識します。ストロークのポイントは、リズムです。3拍子で、アドレスで「イチ」、テークバックで「ニー」、ダウンからフォローにかけてが「サーン」という感じで、口ずさみながら練習するのも効果的です。

同じ振り幅でも、リズムが異なれば距離感が変わります。ゆっくりしたリズムで打てばストローク中のヘッドはゆっくり動き、ボールの転がる距離は短く、逆に早いリズムで打てばヘッドが早く動く分、スピードも速くなり強いインパクトになって転がる距離が長くなります。
同じ距離を何度も繰り返し打つには、振り幅とリズムを一定にすることが必要です。そして距離を変える場合は、振り幅を変えるだけでなく「振り幅を変えてもリズムを一定」にすることが重要なポイントとなります。

特に、ショートパットでは、フォローでヘッドを低く出すことを意識しましょう。ヘッドが高く上がってしまう方がとても多いです。インパクトのあたり方が安定しないと、転がりの良いボールを打つことはできませんので注意してください。

●リズムが一定であれば…

リズム振り幅ヘッドスピード転がる距離
早い小さい遅い短い
遅い大きい早い長い

傾斜を意識する

どんなに狙い通りにボールを転がす技術を持っていても、ラインを読む事が出来なければ入る確率は著しく下がってしまいます。実際のコースでは、様々な状況でパターを打つことになります。グリーンの傾斜を意識して繊細に球を転がすのも重要なポイントの一つです。当たり前のことですが、ボールは高い位置から低い位置に転がり、傾斜が急なほど左右に曲がった時の曲がり幅が大きくなります。この特性を上手く見極めて傾斜を読み取ってください。

パターを上達させるための練習法

パターの練習は、パターマットを使えば自宅や庭などで手軽に行うことができます。1日5~10分程度、5~10球程度でもいいので、空いた時間に練習することで確実にレベルアップが可能です。

ショートパット練習法

ボールの先50cmくらいに目標を作って、とにかくそこにボールを通す練習をしましょう。パターを真っ直ぐに打ち出す練習にもなりますし、正しくヘッドをセットする練習にもなります。特にショートパットで起こりやすいのが、振り幅が左右対称にならないことです。基本は、テークバックに対してフォローも同じ振り幅にすることですが、距離が短いパットになると、オーバーすることを警戒してフォローが小さくなりがちです。
パッティング上達のポイントは、いかに打ち出しを正確にできるか。この練習であれば、自宅の絨毯の上でもできるので、ぜひ取り組んでみてください。

ロングパット練習法

距離感が合わせにくいロングパットで効果的な練習法は、ターゲットを見たまま打つ練習です。体が自然に反応してくれるので、距離感を合わせることができます。
よく、ゴミをゴミ箱に投げるような感覚と言われますが、ボールを見ずにターゲットを見ながら打つことは、感覚を磨くのに効果的な練習法です。

ロングパットは振り幅が大きくなるため、大きく振っても体がぶれないよう、スタンス幅を少し狭くしておくのもおすすめです。少し上体を起こすように立ちぎみで構えると、長い距離を出しやすくなります。

パターの基本の打ち方をマスターして、レベルアップしよう

パッティングは、プレーの前に少し練習するだけという方も少なくありませんが、普段から練習すれば必ず結果につながります。スコアを大きく縮め、そして比較的楽にレベルアップできるのがパターです。

初心者のうちは振り幅で覚えるのがおすすめだと思います。ただし、3mはこれくらい、5mはこれくらいと決めるのではなく、プレーするその日の朝のグリーンで練習をした上で、振り幅と距離の目安を作るようにしましょう。
グリーンの速さは、コースや季節によっても変わりますので、当日のコースの状況によって柔軟に考えることもパッティングでは重要です。

2パット以内でホールアウトできると、確実にスコアアップにつながります。今回紹介したパターの打ち方をマスターすることで、3パット(以上)のホールを確実に減らせるようになるでしょう。

パターは、練習をすれば、プロレベルになることも夢ではありません。今回の基本の打ち方を参考に、ぜひパター練習に取り組んでみてくださいね。

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